中日新聞に掲載されました!

中日新聞の記事

名古屋市守山区にある「もりの風こども園」での活動を先日中日新聞に取り上げていただきました。

職員とお父さんの共同作業

実はこの手押しポンプ。
職員と、お父さんが一緒に作ったものです。

設計士に設計してもらい、
職員が木材をカットし、
お父さんと力を合わせて組上げました。

台の高さは1m弱

実はこの手押しポンプですが、高さ1m弱の台の上にあります。
しかし、登れるような階段はありません。

どうやって登るのか?
柱を利用したりしながらうまく登ります。

保育士は登る手伝いはしない

階段もない1m近くの台に子どもたちは登りたいと思いますよね。
でも決して保育士は手伝いません。
そのため、登れる子が手押しポンプを使えるわけです。

え?なんで?
そう思う人もいると思います。
それはなぜか?

手伝うことで子どもは自分の力を勘違いする

登る手伝いをすることで、自分の力以外の力が加わります。
すると、登る力が未発達なのに登れると錯覚してしまうのです。

登れると錯覚することで、転落などのリスクが高まってしまうのです。
そのため保育士は昇り降りの手伝いはしません。
もちろん転落などを考え近くで見守りはします。

子どもは自分の力を見極める力がある

まだ登れないと思ったり、
登るのが怖いと思ったら、子どもたちはやめます。
だから手伝ってはダメなのです。

自分の中の力と対話して主体的に物事を決定しているわけです。

手伝うということは、この自分の中の対話を邪魔してしまいます。
子どもの力を信じて「待つ」ことが重要になります。
これは他の遊びでも同じです。

「何つくってるの?」
「上手にできたね」
こんな声掛けしていませんか?
もしかしたら子どもの邪魔をしているかもしれません。

できる子を見て真似して学ぶ

そうやって待っていると、
子どもたち同士で学び合っていきます。

真似して、チャレンジして、振り返って、またチャレンジする。
そうやって子どもたちは成長していきます。

こんな活動(環境)を様々な場面で創りたいですね。

さいごに

フィロスの保育の一部をもりの風こども園の活動から紹介しました。

もしフィロスの保育に興味を持っていただきましたら、
フィロスの保育について語っている動画がありますのでそちらもぜひご覧ください。
10分程度ですので、1.5倍速ほどで聞いてもらえると7分ほどで終わります。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

ぜひ興味が沸いた方はお近くの施設の見学にいらしてください。

施設一覧ページ