誰かの今日がフィロスの明日に繋がっていく。

先日、ある園へ入った時のこと。事務室にいた職員と話をする中で、ある職員が「私、もうすぐ30になるんです!」と。
新卒で入職した職員が30歳になると言うのです。
何年も前、その職員は法人の採用説明会に「受験するかどうかはまだ決めていませんがまずは説明を聞きたい」と大学の友だちと参加してくれました。
そこで一生懸命にメモを取って話を聞いている姿が見られ、私はこの学生さんには絶対にフィロスに入って欲しいと思い、履歴書用紙を準備し「この後の採用試験も受けてみませんか?」と声を掛けたことを昨日のことのように覚えています。

入職後に彼女からは「毎日、子どもの成長が見られる保育の仕事が楽しいです」と。
またある時は保護者対応に難しさを感じて泣けてしまったり、ある時は説明会の会場で「私の園はこんな保育をしてます」と主担任を任された自信から目を輝かせて話していたり…。
私は彼女の色々な場面を見てきました。

あの日がなければ今日という日はありませんでした。
誰かの今日がフィロスの明日に繋がっていくのです。
今日、私は社会福祉協議会主催の説明会に参加しています。今日も誰かのストーリーの初めの一歩になるような出会いを期待して…